【妊娠】不眠症とマイスリー・前編
こんにちは、こまめです。
私は、妊娠前から長いこと不眠症でした。
その期間は実に7年と長かった。
不眠症にも種類があって、寝付きが悪くて眠れないタイプや寝てもすぐ目がさめてしまうタイプなど症状はいろいろです。
私はというと、寝付きが悪くて眠れないタイプで、
いざ眠ってしまえば途中覚醒したりはあまりしない方でした。
そのとき、処方されていたのは睡眠導入剤といわれる「マイスリー」。
5mgと10mgタイプの2種類あるのですが、私が使っていたのは10mgタイプです。
錠剤の真ん中にくぼんだ筋が入っていて、そこを割って半分の量で寝ることにチャレンジしたり、ダメだったらもう半分を飲んだり、という飲み方をしていました。
不眠症でお薬を飲んでいる、というと言われるのが
「寝れないと思い込むから寝られないんだ」とか
「がんばって飲まないで寝れる努力をしろ、薬に頼るのは甘えだ」とか
まぁそんなようなことですが、
自分の力でそれができないからお薬に頼っているわけで…そう思われているのはつらかったなぁ、なんて。
あの寝なくてはいけないときの焦燥感や不安は、独特なものだと思います。
きっと不眠症になった人でなければわからない感覚。
心の何処かに罪悪感を感じ、辞められたら楽なんだけど、と思いながら毎日飲んでいたのを覚えています。
そんな私も結婚して数年経ち、子どもが欲しいと思うようになりました。
妊娠したら薬の服用は慎重にならないことくらいは、理解していました。
困った。
子どもは欲しい。でも不眠症は改善されない。
私はすぐ、かかりつけの内科に相談しに行きました。
いつも穏やかな笑顔で迎えてくれる優しい先生。
「今日はどうしたの?」
「先生、いつもマイスリーをいただいているんですけど、私子どもが欲しいと思っていまして…」
穏やかな先生の笑顔が、少しだけ真面目な表情になりました。
「そうか…」
先生はポツリとつぶやくと、少しだけ考えて何やら本棚から分厚い本を取り出しました。
お薬の本。その中からマイスリーの項目を引き、そのページを私にも見せながら言います。
「マイスリーの副作用について、ここのページね。妊娠への影響は、ないとは言い切れないって書かれてるの」
この一言で、内心やはりな、そりゃそうだよね…と不安に陥った。
けれど、先生はこう続けました。
「ないとは言い切れないけれど、確実にマイスリーのせいで妊娠中に問題が起こった例は、ない」
どうやら先生がいうには、
マイスリーの副作用について、妊娠に影響が出た例は確認できていないけれど可能性は消えない、と。
ただ、他の薬に関しては影響が出た例があるのだ、という。
つまり、マイスリーがいちばん無難なお薬であること。
私がマイスリーを必要としている状態なのだから、無理に辞めずにこのまま続けてみましょう、ということでした。
「とはいえ…まぁ、やめられるのならそれにこしたことはないんだけれどね」
先生はまた笑顔に戻っていた。
こうして
先生から処方継続の許可が出たので、私は続けて飲み続けることとなりました。
次回、妊娠発覚後からのマイスリーとのお話です。
そんなことを書きながら飲んでたマスカットティー。
デカフェなので現在進行系でマタニティな皆さんにもおすすめ。
爽やかだよ(*´ω`*)
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