【妊娠】出産日、それは突然に。
こんばんは、こまめです。
妊娠をすれば、出産があるわけで。
出産する日はおおよそが決められており、病院で妊娠を確認してもらったときに、予定日として目安の日を宣告されます。
私の場合は、「2017年2月18日」が予定日だと言われました。
忘れもしない、予定日。
ここへ向けて、赤ちゃんを無事にお腹の中に留めて置かなければならないのだと気を引き締め直したことを覚えています。
まーぁ…でもね、こういうのはただの目安ですから。
当日に生まれるなんてまずないし、どのくらい前後するかなんて神のみぞ知るですよね。
初産は遅れがち、なんていう話も聞いていましたが渡しの場合は2週間以上早くその日がやってきました。
妊娠37週目を迎えると、いわゆる正産期と云われる「赤ちゃんがもういつ出てきてもいい状態だよ」という時期に入ります。
私はこの正産期に突入した日にちょうど妊婦健診が入っており、先生にも
「うん、赤ちゃんはいつ生まれてきても大丈夫な時期に突入したし、赤ちゃんも元気だし。いつ陣痛が来てもOKです」
って言われました。
陣痛、という単語が初めて先生の口から出たので、ちょっとドキッとしました。
妊婦である自覚はあったものの、ついに噂のめっちゃ痛いアレが私にも近々くるのか、と思ったら急にそわそわしましたよね。
となると、いつ出てくるかわからないから身の回りの準備やらなんやら気持ちがあせってくるものです。
正産期限りなくギリギリまで働いていた私は、辞めたあとに給与明細やらその他書類なんかを受け取る用事諸々を残していたので、翌日にこれらを取りに行くことにしました。
今までよくしてくれた職場の仲間たちへのお菓子を手に、元職場へ。
忙しいのに、いろいろお話を聞いてくれたりしてとても楽しかった。
たくさんの人に温かい言葉をかけていただけて、つくづく環境に恵まれているなと自覚した日でもありました。
ちなみに私、このとき
「いつ生まれてきてもいいらしいんだけど、全然そんな素振りもなくてー。笑」
なんて笑って話してましたけど、この2日後に生みますからね。
本人は知るよしもないですけどね。
そうして、2日後の朝はやってきました。
何一つ変わりない、朝。
少しゆっくり目に起きて、ぼんやりして。
お洗濯して、いつも通り朝ごはんを食べて、血糖値を計って。
夜勤明けの旦那が帰ってくる少し前に、たまたま実母から電話がありました。
「11時頃に、ちょっとそっちに寄るね〜」
私は快諾し、電話を切って。帰ってきた旦那に、今日はお母さんが来るらしい、なんて話をして。
他愛もない話をしていたら、少しだけお腹が痛くなったんです。
ちょうど、お腹を壊す手前みたいな感覚。
「旦那、お腹痛くなりそう」
「大丈夫?お腹壊したの?トイレ行って来い」
「…うー…………でも大丈夫!!」
と私が某CMの吉高由里子のマネをすれば、旦那はそういうのをちゃんと拾ってくれる人なので
「どこの吉高由里子だよ」
とちゃんとツッコんでくれるわけです。
今思い返せばこれがよくなかった。
なんか知らんけどコレが私の浅い笑いのツボに入っちゃったがために、笑いが止まらなくなっちゃったんですよ。
お腹痛くなりそうなのに、腹筋使って笑うわけじゃないですか。
しかもお腹の中には赤ちゃんがいて圧迫されまくりで、もう笑わすのやめろ!ってなりましたよね。勝手に笑いまくってたの私なんですけどね。
「もう笑ってないでお腹いたいならトイレいけ!笑」
って言われて行ったんですけど、結局なにも出ず。
出るわけないんですよ。コレ陣痛なんですから。
出るわけないんですよ下痢じゃないんですからね。
そうこうしているうちに、母親到着。
でも私、下痢みたいな鈍い痛みが若干しんどくなってきたので横になってお出迎えですよね(出迎えできてない)。
実の娘なんでもうここは許していただきたい。だってお腹痛いんだもん。
だらしない格好でお腹痛い、なんて言い出す娘に、母はこう言いました。
「あんた、それ陣痛じゃない?」
まじかよ。
つづく