【妊娠】妊娠糖尿病と血液内科
妊娠糖尿病が発覚し、新しい総合病院で「産婦人科」と「血液内科」の両方を受診することとなった私です。
血液内科とは血液の異常全般からリンパ関連までをあつかう科で、血糖値が思いっきりあがる糖尿病となった私もここに通うのが一番とのことで。
さっそく受診してみた血液内科、担当の先生はあっさりした対応だけれどにこやかで優しい男の先生だった。
前の病院での検査結果を一通り見て、
「数値で見る限り毎食の血糖値計測と食事療法で調節可能かな。食事指導の人から説明受けてもらうね」とのことだった。
食事療法はなんとなく把握した。
指導してもらった通りに自分で食事に気を配れよ、ということだよね。
プロから教わるのなら安心。OK、OKがんばるよ。
でも毎食の血糖値の測定とは…え?血だよね??ん??
「測定にはコレを使うんだけど」
先生が取り出したのは、針のついた測定器だった。
「コレで指先にプスッと指してちょこっと血を出してもらって、このシートに血をつけるとすぐ数値が出るから」
「自分で刺すんですね??」
「うん、やだよね、ちょっと怖いよねー。大丈夫すぐ慣れるから」
先生バッサリ言ってのけた。
「でもあれだよ、もし食事療法で血糖値の調節ができないようだとインスリンを自分で打つことになるからね」
「えぇ…刺すのばっかり」
思わず口をついて出たよね。そんな私に、先生はインスリンのサンプルも見せた。
「これくらいの針なんだよね。ちょっと太めだよね、やだよねー」
さわやかな笑顔でそう言っちゃう先生、嫌いじゃない(オイ)
「嫌だったら頑張ろう、食事療法!」
「はい…!」
こうして私と血液内科の先生との約束が結ばれた。
結果、私は食事療法だけでなんとか切り抜けた。
たまにガツンと上がる日もあったけれど、産後退院するまでインスリンを打つことは一度もなかったことを誇りに思いたい!!
ちなみに血糖値が上がりやすいとか上がりにくいとか、
ネットや本をみてると食材は色々挙げられているかと思います。
…が、栄養士さんも言っていたんだけれど
炭水化物ひとつ取っても個人差があるから一概にこれがいいぞ、っていうのはないのだそう。
米を食べてガツンと上がる人もいればパスタを食べたとき上がりやすい人もいるし、パンやうどんの人もいる。
その逆で米なら上がりにくいとかもうそういう全然両極端なものだったりするので著書等を真に受けて
「私こんなに頑張っているのに下がらないわ!!」
なんて悲観している人がいたら、ぜひ思っていたものと違う食材を色々試していただきたい。
あと、炭水化物を抜くのは絶対ダメね!
食べないことでケトン体が出てしまうので、
赤ちゃんによろしくないからここは大声で絶対ダメと言いたい!!!
ちゃんと食べて下げよう!!
ちなみに私は職場でのお昼ごはんはコンビニのサンドイッチと「おでん」に頼っていたよ。